☆ Asteryskar ☆

☆Asteryskar Tweetlog

20250519ツイートlogより抜粋
北の集落地の子どもたちの話

○2025-05-19 8:06

今日は北の集落地を覗けたらいいかなって思ってますが。
現実の天候はだいぶ不安定なんですよね。

〈みんなのおうち〉にいる子どもたちは今日は屋内遊びかなー
	
『復活祭2022』でも本当出番これくらいってくらい少なくてね。 仕事以外だとやっぱどっか抜けてるというか、子どもたち止められてないしなぁ…
シドのキャラツイだけでなくて北の集落地のキャラツイもやればいいかなー(キャラツイで見たいのはシドの動きなんだけどね(←

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しどおにーさんのまねっこー

○2025-05-19 8:13

「『うらお前ら、待たせたな!』」
「『待たせたな!』」
「『お前ら、下がってろよ?(ちゃきん』」
『ちゃきん)』
「まーたシド兄の真似して遊んでるのねー(苦笑」
「やんちゃたちはカッコいいコト大好きですからね」
「みなさ〜ん、ごはんができましたよ〜」
「「「「はーい!!!!!」」」」

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○2025-05-19 9:16

ちっちゃい子たちがごっこ遊びするそれな。 北の集落地の子どもたちは、外見年齢としては5-14歳までかな…と思ってましたが、そういや現母星での子どもたちの年齢設定してないかも。

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○2025-05-19 9:23

これまで名前が上がってる子どもたち(19歳まで)だけでの外見年齢は。
ドゥードゥー:14歳
ディーパラッゾ:8歳
ユキ:17歳
サフォーレ:18→21歳(仕事中のみ)
センプ:8歳
ジェム:8-9歳
くらいかな…?

旧母星時代と変わっていない子も居ますね。年齢が変わる子も居る(サフォーレは変わります)

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○2025-05-19 9:31

シドは子どもたちの面倒見良いひとなのでやっぱり好かれてますよね。
子ども好きで、非番のときは(基本的に皆ぬいぐるみなので)よくたかいたかい(という投げ)とかおもちゃの鉄砲作って一緒に遊んだりとかしてくれました。
あと、ある程度の護身術も教えてますね。
	
「『うらお前ら、待たせたな!』」 「『待たせたな!』」 「『お前ら、下がってろよ?(ちゃきん』」 『ちゃきん)』 「まーたシド兄の真似して遊んでるのねー(苦笑」 「やんちゃたちはカッコいいコト大好きですからね」 「みなさ〜ん、ごはんができましたよ〜」 「「「「はーい!!!!!」」」」

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○2025-05-19 9:43

「子どもたち」は現在「北の集落地」のみにしか居ません(ピピププ除く)
また、現母星の理に変わったときに『量産型』の生産方法が完全に失われたため、現存する「子どもたち」はわずかな『量産型』と北の集落地のみ。
何らかの不幸事で動かなくなった子どもは、もう二度と動くことはありません。

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○2025-05-19 9:53

『旧母星』時代は、子どもたちに災難があっても「替え」が存在したんですね。子どもたちだけでなく、国の全住人は基本的に「量産型」が存在し、何かあったら「代替え」をする…
これが、この国の『循環』。
但し、国の発足当初、国長はこの『循環』を知りませんでした。

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○2025-05-19 9:58

この国の『循環』を作ったのは、『旧母星』時代の〈意思を持つ天体〉たち。月齢2.75、イヴ、フラジールそして旧母星。
国長が知らなかったんだから、当然シドも知らない側の〈器〉でした。
この循環は、現在は住人全員に開示されてたはず…それが「現母星」の理だったはずなので。

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ネクターの〔御掃除〕

○2025-05-19 10:03

「「「「ごちそーさまでしたー!!!!!」」」」
「は〜い、よく残さず食べましたね〜」
「ねくたーさん、またここよごれちゃったー」
「布出)では綺麗に『御掃除』しましょうね〜」
「はーい!」
「ぼくもー!」
「おれもここー!」
「あたしもー!」
「は〜い、順番ですよ〜(手ひらひら」

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○2025-05-19 10:08

「ネクター姉様、あたしも手伝いますよ(汗」
「大丈夫ですよ〜(ふきふき」
「くすぐったいー!(笑」
「きゃー!(嬉」
「音穴塞)きゃ…相変わらず高い声ね」
「両手布出)おらー! こっちからもごしごしするぞー!」
「きゃー! くらっしさんの『おそーじー』!(愉」
「にげろー!(だばだば」

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○2025-05-19 10:17

うん。
子どもら可愛良いよい。

『御掃除』というのは、まぁいわゆる「汚れ落とし」→人間でいう「風呂に入る」みたいなニュアンス。
子どもたちはすぐに汚れるので、御掃除担当の『量産型』だったネクター(量産型は別名)が『御掃除』を担当してます。掃除道具一式がネクターの武器(←?

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ドゥードゥーの願い

○2025-05-19 10:29

「あ、シューティアさん」
「振返)はいっ、なんでしょう、ドゥードゥー」
「今日は、お天気があまり良くなさそうなんですね」
「角水塊しゃきん)そうなのですっ。本日は雲の発達が増大しておりまして、今回はペースとイドロフォーだけでなく、コゼローも処理に追われておりますっ」

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○2025-05-19 10:30

「窓外見)みんな、『畑』にある夏の果実摘みを楽しみにしてましたけど」
「角水塊しゅぱん)本日は我慢していただくほかありませんねっ」
「困)」
「どうされました?」
「ぼくは、『図書館』に行きたかったんですけど」
「角水塊しゅわん)あらあらあらあら」
「左角ぱりぱり)無理です、よね?」

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○2025-05-19 10:37

「角水塊微振)ふむふむ…」
「どきどき)」
「角水塊しゃきん)それでは、このシューティアがひと肌、いやひと水脱ぎましょう!」
「!」
「そうとあれば、第二の主殿ネクターへお断りを致します、しばらくそのままでお待ちくださいませっ(さっ」
「わ、は、はいっ」
『ネクター!(角水塊しゅわん』

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○2025-05-19 10:40

ドゥードゥーの角って左目だったと思うんだけど後でイラスト再確認します(スマホに入れて無い
ちょっとおとなしいドゥードゥーは最近本を読むのがマイブーム。
もう少しきっかけがあれば『おとな』の仲間入りができるのかもしれないけど、今のところ成長予定はないですね。

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承りましたっ

○2025-05-19 10:52

「角水塊しゅぱん)お待たせしましたっ。ネクターへは進言済みでございます、他の皆さまの目を引いたところでこっそり行きましょう!」
「左角ぱりぱり)あ、ありがとうございます」
「お帰りの合図はどうされますか?」
「それは、ビットが居るので…」
「はっ。確かに!」
「ビット、おいで」

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○2025-05-19 10:54

つーか、シューティア基本騒がしいから、それ子どもたちにバレてないか?

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本日は曇天なり

○2025-05-19 11:01

『みなさ〜ん、本日は御天気が優れませんのでおうちで遊びましょうね〜』
『『『はーい!』』』
『ちぇ。そとにいきたかったなー』
『〔なつのミチのみ〕食べたかったー』
『ねぇでぃーぱ、でぃーぱの〈あめよけ〉つかってみんなでいこーよ!』
『でもぼくの〈あめよけ〉ってぼくしかはいれないよ?』

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○2025-05-19 11:04

〈雨除け〉→傘的なものはディーパラッゾしか持ってないですね。
この子の持つ〈雨除け〉は幸せの黄色。
パラディーゾってね。

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出発致しますっ

○2025-05-19 11:09

「角水塊微振)では…」
「こっそり…(本ぎゅ」
「角水塊微振)シューティアの中に深くお潜りくださいねー」
『もぞもぞ)』
「角水塊しゃきん)ではネクター、ちょっとおつかい行ってきますねっ」
「は〜い。よろしくお願いしま〜す」
「いってらっしゃーい! しゅーてぃあー!」
「ばいばーい!」

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○2025-05-19 11:12

シューティアの収納力便利すぎる。
だからこそネクターも安心してお料理に必要なものをシューティアに頼めるんですが。

ドゥードゥーはシューティアの中にこっそり隠れてひとり外へ。
時間できたら『図書館』の話も描きます。

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御到着ですよっ

○2025-05-19 11:34

「角水塊しゅぴん)はいっ。御到着ですよっ」
「雲中顔出)はふっ」
「お疲れ様ですっ」
「本抱)あ、ありがとうございます」
「まだ雲が落ちてこなくて良かったですっ。お帰りの際はビットをお飛ばしくださいませっ。お迎えにあがりますっ」
「は、はい」
「それではっ(去」
「ほっ)」

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月の面影

○2025-05-19 11:41

北の集落地の蔵書室『図書館』。国長が〈外界〉より持ち帰った読み物の写しや〈旧母星〉が書き記した書物、月齢2.75の夜咄写しや流浪の絵師が描いた絵本や絵パネルが遺されている。
今日は子どもたちの来訪が無いためか、一層静まり返り、ややひんやりとした空気がたちこめていた。

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○2025-05-19 11:45

自分の足跡が館内に響いて、ドゥードゥーは僅かに身震いをした。怖くはないが、誰の気配もなくただ立ち並ぶ本の壁。
ほんの少し前ならば、見上げれば若き月の光がいた。
「ミュラーさん」
『…また来たのか、ドゥードゥー』
思い出す静寂の声。
今は、この星のどこにもいない夜の光。

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○2025-05-19 11:50

「…ミュラーさんのおかげで、ここの本の難しい読み方の文字が読めるようになりましたよ」
誰とはなしに話しかける。
「でも、まだ読めない文字が多くて」
抱きしめる本は、真夜色をする。
「…また、読み聞かせしてもらえたら、嬉しいです」
ドゥードゥーは次の復活祭での願いをふと口にする。

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○2025-05-19 11:54

現月光ミュラーは、現在〈惑星フラジール〉を留守にしています。
普段は『摩天楼(宇宙船)』の最上階に居ますが、北の集落地にも頻繁に訪れていて、フローランスが経営している地下酒場での仕事以外では『図書館』での目撃が多くありました。子どもたちとも仲良しでしたね。

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○2025-05-19 12:01

話としては『復活祭2021』に記述がありますね。
ミュラーはシドよりは子供の扱いが不得手ですが、月齢27.2の頃に幼体期があるので、実は子どもたちと共に育った経験があります。
子どもたちにとって、ミュラーは『こども』から『おとな』へ〔成長〕した数少ない知り合いなんです。

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○2025-05-19 12:08

ミュラー幼体期といっても、外見年齢15歳くらいで、ほかのやんちゃな子どもたちの中では一番歳上でした。
ドゥードゥーと考えかたも背丈も近いから仲良かったんですよね。
その話は書きたいかもな…

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○2025-05-19 12:16

ミュラーが成体になって子どもたちと一緒に遊ばなくなった後は、現母星の〈希望〉としての役目を果たすと同時に、子どもたちの側にも居るようにしていたみたいです。
が、〈みんなのおうち〉より『図書館』にいたのは、先代月の夜咄が記録として『図書館』に残っているため。

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○2025-05-19 12:43

夜眠れない子をあやすには、夜の光の〔夜咄〕が欠かせませんでした。
先代月の〔夜咄〕は、凡てのものを安眠へと導く。
現月光のミュラーは〔夜咄〕がまだ苦手で、子どもたちを寝かしつけに行ってもついつい夜更かしさせてしまいます→そしてネクターに注意される(((((

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○2025-05-19 12:52

ミュラーは現月光としての役目を果たすためにも、先代月の役目は全て担えるよう努力を続けていました。

が、今はそれどころではなく、現母星の〔救難信号〕を察知して〈惑星フラジール〉から飛び立ってしまっています。

で、現在、物語はここで止まってます。

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○2025-05-19 13:10

で、この話の続きの詰めを今キャラツイでデバッグかけて執筆しようとしています。
以前もツイートしてますが、シドの復活から書き出し始めてもいいのかなとは。
でも、ミュラーが飛び立ってからすでに一年経過してるんですよね。
今どうなってるかは。

まぁ、今後書きます。
	
見事に自キャラにハマっていますが自創作なので自給自足(この間も言いました ひと通り動かしたらキャラツイから小説執筆に移行するのもありかなとは。 シドが目覚めたあたりから描いてそのまま『機械惑星』編を稼働させたいね。

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○2025-05-19 13:16

全部キャラツイで呟いていてはね。
思考整理にもなったのでシドの行動追いツイはしばらく自重したい…

うん。
自重できればね(こら

キャラツイで書いたものを執筆でブラッシュアップするということもしてるので、キャラツイのみの表現、物語の挿し替えほかなど清書でやります悪しからず。

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○2025-05-19 13:27

あと。
キャラツイは回収次第消します。
今は他のキャラツイサルベージ中ですが、終わったらこちらもサルベージして消すので。

本当はこちらも早めにサルベージして消したいところ。
どうぞよしなに。

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○2025-05-19 15:13

現在、天候確認できてないんですが。
話に聞くと雨降ってなさそうなので、子どもたちは普通に〈みんなのおうち〉の周りで遊んでそうかもですね。
何かあったらシュッツェもたまに見回り来てくれてるみたいなので問題無さそう。

なので、シドの話してもいい?(こら

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ずしゃぁぁぁ

○2025-05-19 16:45

「坂駆降)」
「水塊ひゅん)はわわわ」
「駆降跳避)っと」
「シド、確かに結構な坂ですけど駆け降りるのお速いですよーっ」
「駆降)大丈夫だって。こんくらいスピードねえと俺の今の耐久解んねえだろ」
「でも」
「躓)おっ」
「水塊ぱん)」
「受身)よっ」
「水塊ぽん)」
「着地ずしゃぁぁぁ)」

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○2025-05-19 16:53

「腕組)んー」
「水塊震)大丈夫ですかっ」
「手振)ああ、へーきへーき。ただな」
「はい?」
「屈脚伸)もーちょい深く脚伸ばして滑ると子どもらにウケっかなあって」
「水塊散)」
「ずしゃぁぁぁって行くついでに抱き締めてやるとかさ(にか」
「水塊震)はー。あなたってひとは」
「開脚屈伸)」

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○2025-05-19 16:53

今日も元気だなぁこのひと。

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○2025-05-19 16:58

城のある丘上を後にするシド。
今日はずっと曇りだから今のうちに移動するみたい。
どこ行くんだろ…そこ降り切ると確か港湾区域と深緑区域に分かれる道があるんだよね。

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御挨拶へ

○2025-05-19 17:07

「水塊浮)どちらへゆかれるのです?」
「駆)フラジールんとこだよ」
「フラジール…森のほうですか?」
「駆)目覚めてから挨拶しに行ってないからな」
「水塊震)なるほど」
「にか)今は若の光のおかげで元の姿を取り戻してるだろ?」
「確かにそうですが」
「なら、会いに行かねえとなっ(駆跳」

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○2025-05-19 17:08

んーと。
シドのいる場所からフラジールの森の中心までは多分三時間くらい掛かります。でもこのひと走るの速いからなぁ…どうだろ。
とりあえずインターバル挟みますか。

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○2025-05-19 17:23

この「ずしゃぁぁぁ)」が好きです。勢いよく止まって足を滑らせるずしゃぁぁぁ。
	
「坂駆降)」 「水塊ひゅん)はわわわ」 「駆降跳避)っと」 「シド、確かに結構な坂ですけど駆け降りるのお速いですよーっ」 「駆降)大丈夫だって。こんくらいスピードねえと俺の今の耐久解んねえだろ」 「でも」 「躓)おっ」 「水塊ぱん)」 「受身)よっ」 「水塊ぽん)」 「着地ずしゃぁぁぁ)」

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ヴィッダーの懸念

○2025-05-19 18:17

「シド追)」
「駆)」
「(フラジールの森へお向かいになる…)」
「駆)」
「(つまり、シドにとって最も悲痛な場所に赴くということでは)」
「駆遠)」
「(ソラの光を浴びるだけで御具合がお悪くなりますのに、大丈夫でしょうか…)」
『振返)あり? ヴィッダー、どこいってんだ?』
「はっ」

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○2025-05-19 20:25

さて。
インターバル挟んで大体三時間くらいですが今どこですかね。

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草刈りシド

○2025-05-19 20:30

「茂切)」
「水塊静)だいぶ茂ってますね」
「茂進)んー。南の森は割と昔からこうだったけどよ、フラジールの森についてはフラジールがこれまで森の管理をしていたからそんな歩きにくくなかったんだよな」
「…確かに」
「フラジールが居ないとこう、か(困笑」
「水塊浮)」
「茂切)」

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○2025-05-19 20:32

ナイフ片手に草刈りお兄さんになってる(緑じゃないけど

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北の道は安全なのですっ

○2025-05-19 20:36

「ですが、北の森からフラジールの森への小径は健在ですよっ」
「おっ?」
「なにせネクターが毎朝ずっとお世話してくださっていますからねっ(水塊きらりん」
「そっか」
「ついでに北の集落地まで向かわれます?」
「んー。向かっても良いが、子どもらには会えねえな」
「そうですか(水塊静」

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覚えていないはずなのに

○2025-05-19 20:42

「茂切)ネクターは、フラジールのこと一切覚えてないのにさ」
「水塊静)」
「茂進)ずっとあいつのことを嘆いているイヴのことを思って、最期に遺ったフラジールの枝を毎日見てくれてんだよな」
「そうですね」
「目抑)…なんだか、嬉しいよな」
「水塊浮)そうですねっ」
「あー、目の奥痛え(涙」

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○2025-05-19 20:47

シドが涙することって、小説を書いてからが初めてで、機構としては目の奥の糸(綿かもしれない)がぎゅっと収縮して水分が眼許へ溢れてる、みたいなこと考えてるんですがまぁ厳密にしていません。

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『Sky-garden Firlds』

○2025-05-19 20:57

「…ん?」
「はっ。茂みを抜けますっ」

大きく踏み込んだシドが茂みを抜けると、まもなく円形広場が現れた。広さはシドの歩幅、十歩届くか届かないほど、その中心には柵が打ち込まれており、そのさらに中心には花托を揺らす枝が植っている。

「…よお、フラジール」

精悍な顔付きで覗き込む。

まもなくシドの左手が胸許を這うのをヴィッダーは見逃さない。

「シド、御無理はされないよう」

と同時に、シドの背丈がすとんと落ちる。柵の手前で深く座り込んだのだ。
シドは片手を地面に付き、随分と背丈の低くなった友人へ笑む。

「お前さ。本当に全部持っていっちまいやがって」

真っ暗闇にはヴィッダーの紫電光だけが浮かんでいる。その照り返しでシドの横顔と枝が紫色に色付く。

「イヴがずっとお前のことを嘆いてたんだぜ」

暗がりの中、紫色の花托が揺れたように見える。

「俺はさ、それがちっとだけ悔しくてさ」

頭を擡げ、シドは曇天の黒雲を見上げた。

「知ってるか、フラジール」

 シドの視線は、曇天を見つめたまま。

「あいつが霧散して生まれる霧雲は、優しい海の味がすんだよ」

真暗い視界に、微かな裂け目。
月の明かりが姿を見せる。

「…お前もさ、こんな気持ちだったんだろ、ネクターに対してさ」

雲間に見え隠れする月明かりをシドは追う。

「…爺さん、いや、姐さんに対してもさ」

大きなため息が広場に浮かぶ。
まもなく、倒れ込む音が聞こえた。

「俺も、若に会いたい……イヴにも、会いたいよ」

風が静寂の森を渡って行く。

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…またな

○2025-05-19 21:23

「水塊静)」
「寝転)……」
「…シド?」
「さって(飛起」
「水塊ぱん)」
「体叩)朝になる前に行くぜ。もたもたしてたらネクターが来ちまう」
「しばらくはいらっしゃらないかと思いますけどっ」
「ははは。まあ明日も曇りとは限らねえしな」
「確かに」
「…じゃあな、フラジール。また来るぜ」

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○2025-05-19 21:27

物語書きたいんだなぁ。
これは組み込もう。

ひとまず本日はこれにて。

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○2025-05-19 22:24

多分、フラジールの森から北の集落地までは一時間以内にたどり着ける→小径が保たれているのと元々子どもたちがここまでたどり着ける距離。

だから。
お兄さん今どこよ。

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まだ、こっから離れたくねーんだよな

○2025-05-19 22:29

「坐)」
「小川見)」
「沢音聴澄)」
「月見)」
「寝転)」

「シド?」
「…少し寝る」
「そうですか」
「真夜中に起きられたら、フローランスのとこまで行くさ」
「水塊浮)ふふっ」
「目閉)」
「綿雲ぽん)」
「…zzz」
「雲糸紙縒)」

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○2025-05-19 22:32

シドは三時間くらいで目を覚ますから、きっと真夜中にフローランスの地下酒場へ行くのだろうね。
僕は多分放置します、おやすみなさい。

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○2025-05-19 22:38

月光は、天に召された貴方の光。

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次話へ続く