☆ Asteryskar ☆

☆Asteryskar Tweetlog

20251118ツイートlogより抜粋

○2025-11-18 20:26

では。
スレッドを変えて次の話やります。
国長様と幼い〈光〉が話し合うシドの記憶の話。
んーと、時間は夕方かな。

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歓談という残業の確定

○2025-11-18 20:36-47

飛行「本日の積荷、すべて運び終えました!」
幼陽「早」
国長「御苦労」
飛行「じゃ、仕事上がりますねー!」
国長「明日も頼む」
幼陽「おつかれさまー」
飛行「若はどうする? また送ってやろっか?」
幼陽「あ、えと」
国長「待て。小日向にはワシがもうひと仕事任せておる」
飛行「おっ?」

幼陽「!」
国長「シド貴様、夜灯りに頃合いを見て迎えに来いとな」
幼陽「」
飛行「はは、了解しました。この後親爺さんとこ寄ってから帰ります」
国長「頼むでな」
幼陽「むす)」
飛行「じゃな、若。また今度送ってやっから」
幼陽「はーい」
飛行「国長様、失礼します(挙手敬礼」
国長「御苦労」

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○2025-11-18 20:49

シドは翌日(というか次回キャラツイート)、夜勤です。日中は多分、〈初冬〉のピピとププに会いに行くんだと思うよ。

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本日は驚く必要無し

○2025-11-18 21:13

飛行『駆去)』
幼陽「…国長さま」
国長「何じゃ」
幼陽「子ども扱い…」
国長「貴様は未だ、側近見習いじゃからのぉ」
幼陽「むす)」
国長「其れに、夜灯りが黙っておらんじゃろ」
幼陽「…まぁ、そうですね」
国長「扉じー)」
幼陽「ふわ)どうしたんですか」
国長「今日は戻ってこんのぉ、彼奴」

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○2025-11-18 21:13

まぁ、いつも出戻り扉ばーんするとは限らんからね…

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国長の腹心語り

○2025-11-18 21:29

幼陽「というか、僕なら直接あのひとに伝えられますよ」
国長「ふむ」
幼陽「だから、シドに言伝てを頼まなくても」
国長「彼奴はの」
幼陽「!」
国長「あれでも何かと世話好きなのは知っとるじゃろ」
幼陽「…はい」
国長「彼奴は憶えておらんが、日和のが未だ地上へ赴けた頃は三人でよく呑んでの」

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○2025-11-18 21:35

幼陽「ふわ)」
国長「夜灯りが酒気に当てられて治まらぬ日和のを止めたり、介抱したりされたりでのぉ」
幼陽「…想像ついちゃうな、それ」
国長「…〈大極夜〉の後の日和のと夜灯りの評判は、決して良いものではなかったが、彼奴は憶えとらんのに顔を出してな」
幼陽「……」
国長「判るじゃろ?」

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○2025-11-18 21:46※追記有り

幼陽「…今日のシドの隣国での取引きのやりとり、凄かった」
国長「うむ」
幼陽「久し振りに会った人たちだったんだろうなって思うのに、全然飾らないし、お互いすぐに取引に入って、シドもお相手の方もずっと楽しそうで」
国長「静聴)」
幼陽「初めて会った相手にも……」
国長「静聴)」
幼陽「…なんて言うのかな。あんな感じのを【誠実】っていうのかな。公平な取引を決して曲げないし、でも相手への礼儀も忘れないし。一方で、つり合わない取引はすぱっと切ったりして……」
国長「かんらかんら)彼奴らしいじゃろ」
幼陽「こく)最後に必ず、手堅い握手をするんだ。また、そのひとたちと良い取引が出来るようにって、きっと」
国長「ニヤ)」
幼陽「あんな真っ直ぐな眼で固い握手されたら、きっとすごく嬉しいって、思う」
国長「そうじゃろう?」

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○2025-11-19 5:13

幼陽「(あ。国長様、嬉しそう)」
国長「彼奴はの、そういった『繋がり』をいっとう大事にしとる。相手と真っ向から対話し、真っ直ぐな眼で見つめ、返ってくる反応で相手の人物像を暴き出す。性根の腐っとるやつは彼奴に近付こうとせんじゃろうの」
幼陽「…確かにそうかも」
国長「かんらかんら)」

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○2025-11-19 5:21

幼陽「にこ)」
国長「そうして対話しとるとの、彼奴にも目を掛けておきたいやつの一人か二人、気に掛けたいやつの何人かは出て来るんじゃ」
幼陽「こく)」
国長「無論、日和のも夜灯りも、彼奴からすれば気に掛けたい面々なのじゃろうの」
幼陽「!」
国長「じゃから」
幼陽「あ」
国長「如何した」

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○2025-11-19 5:29

幼陽「振返)あのひとから」
国長「ほぉ。なんと?」
幼陽「今、シドが来てくれてて、話は聞いたって。様子を尋ねてくれたから、〈月齢2.75〉としばらく話をしてるみたい」
国長「そうか」
幼陽「宙呼掛)ついでに君の分のごはん、食べてってもらいなよ。最近は食が進まないんだから」
国長「ふむ」

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○2025-11-19 5:39

幼陽「両手腰当)…あのひと、婦人体になってからより食が細ったんだよね」
国長「む」
幼陽「ま、僕たちに〈食事〉なんて、本来は不要なんですけど」
国長「〈天体の体躯を持つものたち〉の特徴とな」
幼陽「両手上)あのひとがみんなの真似をしたいだけですからね」
国長「腕組)」
幼陽「……」

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○2025-11-19 5:57

国長「待)」
幼陽「振返)…ごはん食べてってもらうことにするって」
国長「ふむ」
幼陽「足りなかったら僕の分も食べてもらってよ。僕は別に」
国長「小日向、貴様は確と飯を食え」
幼陽「向直)…あのひとと言うことおんなじ」
国長「かんらかんら)シドも同じいことを言うじゃろ」
幼陽「むす)」

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○2025-11-19 12:21

国長「…彼奴はの」
幼陽「目ぱち)」
国長「貴様等の話す〈器〉とやらの中で、唯一『首』を堕とされておらん」
幼陽「…え?」
国長「ワシが止めたからのぉ」
幼陽「え…それじゃどうやって命を取り戻したの…?」
国長「イヴと日和のに、『首』を堕とす以外で復活の糸口を探せとな」
幼陽「息呑)」

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○2025-11-19 12:28

ここで言及したことをそのまま使いました。
シドはイヴが造った〈器〉の中で、唯一首を斬られていない。
首を斬られていないとどんな不具合があるかというと。
	
星暮祭に先立って2018年12月頃のキャラクターツイートをサルベージ中です。 そういや、シドが一度命を落としたとき、国長様がイヴへ『首を切断』することについて言及してるんだよね。だから、多分シドは首を切られずに復帰してるはず…だと思いたい。 そもそもイヴと国長様の話最後までやってない。

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国長の腹心語り 続き

○2025-11-19 12:45

幼陽「じゃあ、記憶は…」
国長「詳しいことは判らん。じゃが、フラジールとイヴが暫く彼奴の体内を弄っておった」
幼陽「体内…」
国長「イヴは糸のかがり方を多少なり組み替えたと言っておったが、詳細はフラジールの手管のようでな」
幼陽「そうなんだ…」
国長「話を聴きたいが、ワシも多忙でな」

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○2025-11-19 14:40

幼陽「はぁ」
国長「シドのこともあったが、ほれ、その後間もなく日和のが地上へ降れなくなったろう」
幼陽「…そっか、〈大極夜〉後のあのひとが目覚めた後と声を出せなくなったことって、そこに僅かな差があるんだ」
国長「然様。いよいよ森にも赴けぬでの、そのうちに今度は日和のが目醒めんとな」

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○2025-11-19 14:49

幼陽「…そこで、僕が生まれたってことですよね」
国長「貴様等、〈天体の体躯をもつもの〉共は実に目まぐるしいのぉ」
幼陽「済みません(ぺこり」
国長「構わん。貴様等が無ければ、ワシすらこの星に生を受けておらんでな。『おあいこ』じゃ」
幼陽「あ、シドの使う〈外界〉言葉」
国長「得意顔)」

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○2025-11-19 15:37

幼陽「にこ)」
国長「すん)つまりは、フラジールに話を聞けず終いにおる」
幼陽「あ、はい」
国長「じゃからのぉ…小日向よ」 
幼陽「?」
国長「貴様がフラジールへ話を訊ねてくれんか」
幼陽「え」
国長「シドとイヴには密に動きたいが、ワシは動けぬ。じゃが、貴様なら対等に話せるじゃろ」

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○2025-11-19 15:46

幼陽「…多分」
国長「何にせよ、彼奴が日和の奴の声色を聴けぬことには変わらん」
幼陽「こく)」
国長「おそらく、イヴが話す多少なり組み替えたという糸かがりが元に戻るものと踏んでおる」
幼陽「他の〈器〉も、そうやって記憶が蘇ってますから」
国長「何よりのぉ…」
幼陽「?」
国長「扉見)」

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○2025-11-19 15:48

幼陽「?」
国長「叶うならば、彼奴には戦線に立ってもらいたくはない」
幼陽「!」
国長「万一に不治の怪我でもされたならば、日和の声色に頼るほか無くなるからの」
幼陽「えぇ…でも」
国長「彼奴のことじゃ、あの化け双子の厄介だけには首を突っ込むじゃろ」
幼陽「そうですね」
国長「腕組)」

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○2025-11-19 15:56

幼陽「しゅん)」
国長「また、懸念は別に有る」
幼陽「別?」
国長「〈大極夜〉を経て、住人共が元の循環を取り戻した頃、シドにひとつ、調査を頼んだんじゃ」
幼陽「調査」
国長「寒冷離島の調査じゃ。イヴでは彼奴の雲が凍るでな、シドに任せたのじゃが」
幼陽「…寒冷離島、は」
国長「うむ」

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○2025-11-19 16:11

幼陽「シドの…」
国長「イヴからも聞いておろう」
幼陽「…恐怖、の話」
国長「約束の期日となっても帰って来ん彼奴をイヴに探しに向かわせてな」
幼陽「……」
国長「…幾日も目醒めんでな。目を開けても、暫く反応は無かった」
幼陽「涙じわ)」
国長「じゃが、間に合うて良かったと思うておる」

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○2025-11-19 16:16

幼陽「涙ぽろ)」
国長「長き静養を経て復帰を果たした彼奴に、あれ以来、寒冷離島への命は出しておらん」
幼陽「涙拭)」
国長「本人に自覚はないんじゃろうが、あの離島は彼奴の命の尽きた離島であるからのぉ」
幼陽「こく)」
国長「いっそのこと、記憶を取り戻せたならば…彼奴のことじゃ」

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○2025-11-19 16:22

幼陽「……」
国長「微笑)己の恐怖を乗り越えようと躍起になるのじゃろうのぉ」
幼陽「…そう、ですね」
国長「ワシも、彼奴の記憶を戻す判断に決定打が足りんでの、そのためにもフラジールの話を先ず聞かねばならん」
幼陽「…はい」
国長「さすればまた、三人で呑み交わせるかのぉ」
幼陽「ふわ)」

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○2025-11-19 16:26

国長「小日向よ」
幼陽「はい」
国長「貴様もまた、我が腹心のために真心を溢してくれる、尊い〈光〉じゃな」
幼陽「赤面)」
国長「貴様なら、良き母星と成るじゃろうの」
幼陽「…期待に応えてみせます」
国長「かんらかんら)楽しみにしておるぞ」

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○2025-11-19 16:34

今回のキャラツイートはだいぶ突っ走ったのでロジックミスあったらあったで仕方ないと思ってます。
あとはサイト調整ですかね…お疲れ様です。

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○2025-11-20 16:51

幾日も目醒めなかったのは、それが彼の「自己防衛」だから。
自身を守るために「眠る」のは生理的なものかなと考えてます。

んー。
果たして〈器〉に生理的反応が在るのか…またはシドだから在る可能性も無きにしも非ず。
	
幼陽「シドの…」 国長「イヴからも聞いておろう」 幼陽「…恐怖、の話」 国長「約束の期日となっても帰って来ん彼奴をイヴに探しに向かわせてな」 幼陽「……」 国長「…幾日も目醒めんでな。目を開けても、暫く反応は無かった」 幼陽「涙じわ)」 国長「じゃが、間に合うて良かったと思うておる」

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○2025-11-20 20:57

意識をシャットダウンさせた、という点では「自己防衛」であることには変わりないです。
そのくらいの〈負荷〉がシドの身に降りかかったということ。意識をシャットダウンさせて、それが、救い出されても解けないくらいの〈負荷〉。

この【感情】の豊かさはシドならでは。

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次話へ続く